CIS薄膜太陽光発電普及センター コラム

技術大国日本が誇る、太陽光発電システムたち

  • 【Sh社さん】
    何といっても吉永小百合さんTV・CMでおなじみ。数年前までは業界シェア世界No1
    高技術化を採用したシリコン結晶タイプで業界最高クラスの変換効率を実現。
  • 【Sa社さん】
    シリコン単結晶とアモルファスのハイブリット構造が、設置面積あたりの発電量世界No1を実現。
    いかにも日本人らしい素晴しい高い技術です。
  • 【Ky社さん】
    シリコン多結晶タイプの太陽電池で長短2種類のモジュールを組み合わせた
    「ルーフィット設計」で設置容量を向上させる効率的なものです。
  • 【Mi社さん】
    シリコン多結晶タイプの太陽電池。大出力のモジュールと電力変換効率No1の
    パワーコンディショナーとの組み合わせで、「たっぷり発電」を実現する。

どの太陽電池(太陽光発電システム)も甲乙つけなれないほど見事な製品ですね。 いずれも業界をリードしてきた
優等生たちです。この優等生たちは原料にシリコンを用いて製造されているものですが、 「シリコン」ご存知でしょうか?

学校の化学の授業で、元素記号おぼえました?ケイ素 「Si」がそれです。

彼らを「シリコン結晶系」なんて言い方します。 ニッポンの太陽電池の90%以上は、このシリコン結晶系なんですね。
本当にがんばってます。ただ、彼らのような優等生にも、思いもよらないところでクリアできないことがあるんです。
キーワードは、「光と影」。

影という言葉から何となくイメージできるかと思いますが、たとえば、お屋根の形状や周辺環境(電柱・大きな樹木など)によってどうしても日中、太陽光パネルに影ができてしまう。このようなお宅が少なくありません。

いくらシリコン結晶系の優等生たちであってもパネルに影が一部だけでも発生してしまうと×・・・。
簡単に言うと、連結した乾電池の真ん中を抜き取ると、電気が途絶えてしまうのと同じ。

さて、当センターが普及に取り組む、 CIS薄膜太陽電池は、シリコン結晶系とはまったく違うタイプの次世代型。
原料はその名のとおり、Cu(銅)、In(インジウム)、Se(セレン)の化合物からなります。

このCIS。ソーラーフロンティアがNEDOという産業技術機関からの受託研究で開発したもの。
ちょっと話がそれましたが、CISはシリコン結晶系では無理な影による発電障害を最小限に抑えるすぐれもの。
(パターニング技術といいますが)

では、次なるキーワードの光(ひかり)について、

身近な存在の光(ひかり)」について、(社)照明学会によると、 光は電磁波の一種。
目に入ったときに網膜上で反応を起こし、明るさと色の感覚を起こさせるものを指します。

波長の値は、明るさの場合は360nm〜830nm。色の場合は380nm〜780nmの範囲で示し、この範囲の光を俗に「可視光」と呼び。 太陽光も同じで色と明るさで幅広い領域の構成となっています。

CISは、より広い領域の可視光を吸収(分光感度といいます。)できるすぐれもの。「分光感度が高い」ということは、発電させるための光を多く吸収できるということ。

CIS薄膜太陽光発電システムはシリコン結晶系にはない、光(優れた分光感度)と影(パターニング技術)への対応力が
次世代型というわけなんです。

私たちがもっと凄いと感じることがあります。
もともとこのCISを開発するにあたっては、「原料をシリコンに依存せずにできる方法はないのだろうか?」ということが
出発点。

はじめからこの「光と影」の対応技術を製品化しようと思っていた訳でなく、 将来のことを考えてシリコンではない
いろいろな原料を実験研究していく過程で発見された宝物。

自然化学からの恩恵の賜物であり、自信をもって普及活動に取り組める気持ちも ここから生まれているのです・・・。

太陽光発電をこよなく愛するセンター長のブログ
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